裸で一発芸を披露した卓球部二軍時代

二軍はもう、卓球をするっていうより、声出しと玉拾いが仕事みたいなもんで、毎日「ファイトー！」「ナイスボール！」って叫びながら、汗だくでボールを集めてた。

けどそれは真面目な練習なんかじゃない。ルールはシンプル、「１点先取のラリー」で、負けたら服を一ずつ枚脱ぐっていう謎のゲーム。

2軍の部員同士が順番にこのゲームを繰り返していき、最初にパンツ一丁になった者が罰ゲームとして、パンツ姿のまま一発芸と素振り1000回となる。最初はみんな笑ってたけど、罰ゲームがかかっているから、みんなだんだん本気になっていく。

俺も運悪く負けが続いて、あっという間にパンツ一丁になり一発芸を披露するハメになったことがある。本気で恥ずかしかったけど、あの時は確か、顧問のモノマネを全力でやった気がする。

みんなの色んな一発芸を見てきたが、中にはパンツも脱いで全裸になり、ラケットでアソコの部分だけを隠して走り回ってたヤツもいた。その時は部員全員が大爆笑していた。

度胸試しというわけではないけど、そういうバカなノリもあったおかげで先輩後輩の距離も近く、仲の良い部だったと思う。

(30代男性・中1の時の体験談)